自然と子どもを守る会

どんぐり公園との関わり

白金台5丁目にある(港区立どんぐり児童遊園)は2008年(平成20年)にオープンしました。

natsumikan

以前ここには4棟の公務員住宅がありましたが、老朽化等により民間に払い下げる計画が持ち上がりました。ここに大きなビルが建てられると隣接する自然教育園の生態系にも大きな影響を与えます。幼稚園では港区に対し「公務員住宅の跡地を購入してください」という請願を出し、近隣住民からは「公務員住宅跡地周辺の環境を守ってください」という陳情が出され、港区議会ではこの二つを一括採択して公務員住宅跡地を区で買い取ることになりました。

港区ではここを公園にするにあたって、ワークショップ形式をとることになり、ワークショップメンバーとして近隣町会の代表や幼稚園などが参加し、6ヶ月間の話し合いをしました。

  • 遊具はいらない、子供が思い切り走り回れる公園にしてほしい。
  • 木登りやボール遊びができる公園にしてほしい。
  • 犬の散歩やお年寄りがくつろげる公園にしてほしい。

話し合いの結果、このような意見を取り入れて、今の公園の形ができました。その後、ワークショップメンバーの中から、みんなが利用しやすい公園にするために区とともに公園を見守り活用してゆこうとする団体「どんぐりの会」が生まれ、幼稚園からも代表が参加しています。今では「どんぐりの会」による、映画会やころころ市などのイベントが年に数回催され、ころころ市には幼稚園保護者もお手伝いに参加しています。